自主防災訓練 山田分団 女性分団

中宮小学校区自主防災訓練に参加しました。

令和4年11月13日(日)午前9時45分より、枚方市立中宮小学校に於いて『中宮小校区自主防災訓練』が開催され、枚方市消防団による訓練指導や解説等を行いました。

当日はあいにくの小雨が混じる天気となり、当初予定していたプログラムを若干変更して行われました。
なお実施した訓練内容は下記の4項目です。

主な訓練実施項目

① 水中歩行訓練
② 備蓄品・保存食等の説明
③ ジャッキアップ訓練
④ 消火器訓練

消防団による放水訓練を披露

山田分団による噴霧放水を用いた放水訓練を披露

開会式終了後、すぐに山田分団による放水の実演を実施し、参加者の皆さんへ訓練披露を行いました。

放水訓練が始まると拍手喝采や頷かれる方などがおられ、団員のキビキビとした節度ある動作に感心されている様子でした。

これらの訓練成果は、いつ発生するかわからない火災や災害での活動に生かしてまいります!

水中歩行訓練

冠水状態を再現した冠水場の体験歩行を行う参加者

河川レンジャー・枚方出張所管内所属の山口レンジャー指導による『冠水時の水中歩行訓練』です。

大雨や大型の地震で、ため池の決壊や内水はん濫が発生した際、道路は冠水した状況となり水面下にはどんな危険が潜んでいるかわかりません。
そのため、長い棒を杖代わりにして、安全を確認しながら歩きます。

訓練では水槽を冠水箇所と想定し長い棒を使用し歩行しました。
『歩行するだけで簡単では?』と思われますが、水槽の中にはコンクリート片やゴムホースなどの障害物が仕込まれており、水も濁っているので、そう言った障害物が目視だけでは確認は出来ず、細心の注意を払わないと障害物等に当たり、転倒するなどの可能性があります。
特に街中ではマンホールの蓋が開いた状態になることも!

対策としては、棒や足で1歩、2歩先を確認しながら進む事が効果的です。 
また、当日は用意された長靴を使用しましたが『長靴は水が入ると重くなり歩行が困難になる』との事で、運動靴を推奨されていました。 

その他、防災ガイドでご自宅の地域が洪水・浸水想定区域や土砂災害警戒区域などの区域内に含まれているのかを確認しておくことや、日頃より排水溝の点検や清掃を行い、未然に冠水を防ぐ対策も重要だと説明を受けました。

内水はん濫とは

短時間に集中して降る雨水により、下水の排水処理能力を超えるなどして溢れる浸水害です。
これによりマンホールや側溝から水があふれ、市街地や道路などへ冠水を引き起こす原因となります。

備蓄保存食・ローリングストックの説明

ズラリと並べられた保存食等の備蓄品と解説を行う女性団員

女性分団の団員による『保存食』の説明です。

ブルーシートに広げられた大量の保存食。 
今回展示した保存食は4人家族7日分、南海トラフ巨大地震などの大災害には、7日分以上の食材の確保が推奨されています。
(推奨モデル:朝、昼、晩、おやつ、水1人あたり3リットル×4人×7日=84リットル、2リットルペットボトル6本入り、7ケース分の飲料水が必要)

災害発生時、1番に誰もが買い求めるのが水。
いざと言う時に困らないために、しっかり備蓄しましょう!

5年間保存可能である特別な水でなくてもスーパーで安く買えるもので充分です。
今回は非常食として長期保存食の展示でしたが、私たち消防団では、スーパーで手軽に買え、普段から食べ慣れている食品を少し多めに購入してストックし、日々の生活の中で消費しながら買い足し、常に消費期限が有効な食品を備蓄することが出来る『ローリングストック』をおすすめしています。

更に詳しくお知りになりたい方は、現在、市立公共施設「輝きプラザきらら」にて展示を行っておりますので、ご興味のある方はぜひ足を運んでみて下さい。

●輝きプラザきららの所在地等の詳細は、こちらをご覧ください。

ジャッキアップ訓練

地震等の災害時に家屋倒壊、建物等に閉じ込められた方への救出方法として『油圧ジャッキ』を使用した救出方法の紹介です。

防災三種の神器(バール・ノコギリ・ジャッキ)の一つとされている「ジャッキ」ですが、皆さまは準備されていますでしょうか? 
準備されているが使用方法がよくわからない方もおられるのではないでしょうか。

訓練当日は、挟まれている人(土嚢)を救出するという想定で油圧ジャッキの操作手順を紹介しました。

ポイントとして

・現場に居合わせたり、発見したらすぐに119番、110番通報を行うと共に周囲の人に応援を要請する。
・要救助者の周囲の安全を確認し確保する。

・ジャッキは地面が平坦で硬い場所に置き、あて木を使用する。
・要救助者の容体を確認しながら行う。(必要に応じてクラッシュ症候群への応急処置を行う)
・必要以上にリフティングアームやラムシャフトを上昇させない。

などが主な留意点です。

ジャッキ本体の操作は至って簡単ですし、以上の注意事項等のポイントを押さえれば、ジャッキは心強い防災ツールとなりますので、ご自宅に1つは準備されてはいかがでしょうか。

消火器訓練

小さな子供さんによる消火器訓練の様子『安全・的確に消火!火点鎮圧!』

訓練の最後は訓練用水消火器を使用した消火訓練となります。

訓練開始時には雨足が強まってきておりましたが、参加者の皆様は真剣な眼差しで説明を聞かれており、非常に高い防災意識が伺えました。

この訓練用水消火器による消火訓練では、消火器の基本的な取扱い方法をしっかりと説明や指導しておりますが、特に大事な事は"知識”を深めていただくこと。
間違った取扱い方法で消火活動を行うと『なかなか火を消す事ができない…』『二次災害が発生…』等の可能性がありますので、そうならない為にもしっかりと基礎知識から説明させて頂いております。 

市民の皆さんと共に防災意識の高揚を図る

小雨が降り続く悪天候の中にあっても、真剣な眼差しで団員の説明に耳を傾ける参加者の皆さん

今回の訓練全体を通しまして、参加された皆様方の防災意識が非常に高いという事が伝わって来ました。

万が一の火災や大規模な自然災害に対しては、何より知識と行動力が不可欠となりますので、市民の皆様が

『自分の命は自分で守る』

『自分たちの街は自分たちで守る』

という自助・共助の意識で活動していただける様、枚方市消防団は今後も防災における質の高い指導・教育活動に取り組んでまいります。

-自主防災訓練, 山田分団, 女性分団