氷室分団 津田分団 パトロール

山林パトロールを実施しています。

枚方市消防団では、晴れた日が続き空気が乾燥する4月と5月を「山林パトロール」の実施月と定め、年に2回、各分団が市内の山林や雑木林・竹藪等のパトロールを行っております。(注)

枚方市は緑豊かな街と知られ、東部地区には生駒山地から連なる奥深い山々と京都府に面した独立峰があり、また中部や西部の市街地に近い場所に於いても、丘陵や大小様々な規模の雑木林や竹藪等が存在しています。
そのため枚方市消防団では、山火事を未然に防止するために啓発看板の設置や整備等を行ったり、万一の事態に備え、安全かつ効率よく消火活動を行える様に進入経路や地形特性の確認を行うと共に、自然水利を活用出来る場所の選定を事前に行うなどの用意を行っております。
また、土砂災害等の自然災害も防止すべく、山地内の地形や水脈、樹木等の異変の確認も併せて行っており、異変が認められた際には関係機関へ迅速な連絡・連携を行い、自然災害の未然防止と拡大防止に努めております。

毎年春期には枚方寝屋川消防組合と合同で山間部を訓練演習地とした「山林火災防御訓練」も実施しており、数多くの消防団員が参加しております。
日頃の山林パトロールで得た経験・知識を基に、実際に起こりうる火災想定のもと山火事の被害を最小限にとどめる訓練も行っております。

枚方市消防団では、今後も山林火災の被害を抑制するため、山地内における団員の知識や技能の向上に努めると共に、引き続き背負い式放水器具や可搬ポンプ等の山林火災に対応した資機材の充実も図ってまいります。
また、パトロール巡回中にお会いする山登りを楽しまれるハイカーの皆さんや山上湖で魚釣りを楽しまれる釣り人の皆さんへ、タバコの投げ捨て禁止や火の不始末を起こさない様に積極的なお声掛けを行います。

(注)令和2年度の山林パトロールは、コロナウイルス感染症拡大防止のため、実施を見合わせております。

-氷室分団, 津田分団, パトロール