目次
開催概要
猛暑の中150名が
参加した自主防災訓練

8月31日 東香里小学校に於いて自主防災会が開催されました。朝から気温30度を超える猛暑の中、小学生から高齢者まで約150名の方々が参加されました。暑さ対策として開会式は体育館で行われ、その後、各自治会単位で起震車、煙道体験、初期消火訓練、簡易ベッド組み立てを体験して頂きました。
起震車による
震度7の地震体験

先ずは起震車による地震体験です。東日本大震災級の震度7では、皆さん備え付けのテーブルにしがみついていました。実際に起こったらと思うとぞっとします。
火災時を想定した
煙道体験


次は煙道体験です。火事の時に煙が充満すると視界を遮り方向感覚を失います。この体験を通じて、自分の命を守る冷静な判断力を身に付けていただけたらと思います。
消火器を使った
初期消火訓練

続いて初期消火訓練です。「火事だ!」の掛け声の後、水消火器を抱え、火点に近づき放水を開始しました。皆さん真剣に取り組まれていました。実際に火災が起こった時は119番通報しても到着までに時間がかかります。被害を最小限に抑えるため、消火器による初期消火が有効な手段になります。


避難所に必要な簡易ベッドと
パーテーションの組み立て


次は簡易ベッドとパーテーションの組み立てです。皆さん力を合わせて取り組んでおられました。
この校区では15セット用意されているそうです。
AEDを使った
救命救急講習

最後は参加者全員で救命救急講習を行いました。AEDの説明の後、胸骨圧迫を交代で行い、皆さん協力して体験して頂きました。
参加した小学生の
声と感想
小学生の声
”ベッドの組み立ては、とても力がいった”
”今まで体験出来なかった事を体験できて良かったです”
といった感想を頂きました。
消防署からのメッセージ
SNS撮影より
初期消火を

消防署の方から公表を頂きました。その中で、先日の道頓堀のビル火災について消防隊員の声として以下のお話がありました。
「最近、火災現場のSNS動画配信が見られますが、火事が起きている時は撮影より消火活動に協力してほしい。例えば近くの消火器を集めて初期消火を行うなど、被害を最小限にとどめる意識を持って欲しい」
まとめ
地域で学び
協力し合う防災の大切さ
今回の自主防災会を通じて、地域で協力し合い、いざという時に備えることの大切さを改めて感じることができました。地震や火災、救急の場面は誰にでも起こりうる現実です。体験を重ねることで、いざという時に冷静に判断し、行動できる力が身につきます。私たち一人ひとりが防災への意識を高め、地域全体で安全・安心を守っていきましょう。
最後になりましたが、火災活動で殉職された隊員の方々のご冥福をお祈りいたします。