2025年10月19日(土曜日)
ルネ枚方の自主防災委員会主催で防災・防火・避難訓練が開催され、枚方市女性分団は【AEDを使った心肺蘇生法・応急手当て】を担当しました。
今年度も意識の高い住居人の方々と一緒に、自主防災委員会役員の方々を中心とした『自助、共助』の大切さ重要さを再確認できる訓練となりました。

目次
想定として3棟(西棟・南棟、東棟)3棟同時に火災発生を想定した訓練が開始されました
館内非常放送(全居室インターホンで火災告知・避難指示)
避難+救護・初期消火訓練の流れで、防災委員会で事前に役割分担された組織表をもとに、訓練開始。
訓練想定
西棟、南棟、東棟の3棟から同時出火があったものと想定し、訓練参加者の全員が避難訓練を体験するものとし全員階段使用、マスク着用、集合時検温と、感染防止と、安全管理、予防対策も行われた上で訓練開始されました。
集合住宅のマンション、世帯構成に重視した避難方法、発災後の在宅避難時のトイレ問題含め細部まで訓練構成されております。

避難訓練シナリオ
- AM 8時40分- 西棟・南棟・東棟から同時火災発生(火災発生棟には緊急避難命令)で想定し、避難訓練開始
 
- AM8時41分- 非常ベル発報(火元確認作業:出火住戸から消防署への模擬通報)
 
- AM8時42分- 緊急非常放送:火災確認中→非常ベル発報・火災発生確認・消防署通報
 
- AM8時45分- 緊急非常放送:3棟に対し避難命令→避難開始指示、エレベータ停止、避難開始
 
- AM8時55分- 緊急非常放送:消火成功・避難解除
 
- 緊急非常放送:消火成功・避難解除
枚方市消防団女性分団によるAEDを使用し心肺蘇生法、応急手当
9時00分〜10時20分
ルネ枚方敷地内にはAED (自動体外式除細動器)も設置されており住人みなさんがいざという時に使用できるよう、私たち枚方市消防団女性分団は、AEDを使用し心肺蘇生法、応急手当を担当しました。

簡易担架による搬送訓練
10時25分〜10時50分
自主防災委員の方々より、毛布と物干し竿を使った簡易担架の作り方と搬送方法を説明、実践されており、階段など背負って搬送できる『大人おんぶ紐』も購入されています。
トイレ問題とゴミ問題
簡易トイレの使い方、代用品の案内、『燃えるゴミ』『資源ごみ』『災害ゴミ』『し尿』の一時保管場所など、マンション内で明確にされており、組織としての活動が活きています。

天ぷら鍋 初期消火訓練

10時55分〜11時20分
実際にフライパンに火をつけ、スプレー式の消火剤を使い初期消火訓練。
ABC消火器
ABC消火器とは
特徴:A(普通)、B(油)、C(電気)火災のいずれにも対応できる。

粉末(ABC)消火器を実際に使い、消火剤の使用可能時間の短さ(粉末消火器は10秒から15秒程度、強化液消火器は約1分)や、粉末の消火剤の後処理の大変さも体験されました。
よくいただく質問に、消火器の処分方法がございます。
枚方市のホームページに処分方法が記載されておりますので
下記リンクよりご参照ください
家庭用消火器を処分する方法について | 枚方市ホームページ
(外部ページに移行します)
緊急時にも使える湯せん調理の試食会

11時30分〜11時45分
調理可能なビニール袋に、お米とカレーの具材をそれぞれ用意し、約40〜50分湯せんした栄養満点の『サバトマトカレー』の実食もされてました。
皆さん、口々に『さっぱりして美味しいねぇ』など、感想の声も聞こえました。
防災対策相談コーナー
13時00分〜15時30分
今回初めて防災士による防災相談会も開催されました。
交野市にある、有限会社コバシ産業の大橋さん・防災士の伊田さんによる、防災相談、備蓄品・防災用品展示即売もあり、能登半島へ行かれた防災士の話なども聞くことができ、震災後の生活についてもとても勉強になりました(住民の女性の方の声)
備蓄品も心の行き届いた個包装のトイレ用凝固剤、ビニール袋、ティッシュペーパーもあり、日常でもカバンに入れておける便利なものもありもっと、いろんな方に知っていただける機会があれば良いと感じました。
枚方市 ホームページ枚方市防災用品販売登録店一覧より
防災用品 コバシ産業
https://www.city.hirakata.osaka.jp/cmsfiles/contents/0000003/3931/49910.pdf

枚方市消防団女性分団では、今後も地域防災組織と連携し、市民の皆様に寄り添った「防火・防災」に役立つ情報を共有し、より一層関心をもって頂ける様に創意工夫を図りお伝えしていきたいと思います。ぜひ、地域である自主防災訓練など参加してみてください、新たな発見もあり自助・共助の大切さを実感していただけると思います。
