
令和8年5月18日、津田山(国見山)の西部地域において、津田分団ならびに女性分団が合同で山林パトロールを実施しました。
身近な自然を守るために
国見山は枚方八景のひとつとして市民に親しまれている山です。JR津田駅付近に登山道入り口があり、天気の良い日には多くの方がハイキングや森林浴に訪れます。
枚方市消防団では津田分団と氷室分団がそれぞれ東西に地域を分け、担当しています。


津田サイエンスヒルズにある国見山自然巡回緑道の入り口前に集合した津田分団と女性分団は、分団幹部より当日の行程や安全管理について説明を受けた後、各班に分かれて入山しました。
山林パトロールでは、登山道や周辺の状況を確認するほか、火災予防に関する看板や標識の状態、通行に支障がないかなどを点検します。
山林火災を繰り返さないために


▲傾斜の強い山道が続く中腹では、日ごろの訓練で鍛えている隊員たちの額にも汗がにじみます。
国見山では、昭和53年4月26日に山火事が発生し、3日間にわたって燃え続ける大火災となりました。
山林火災は、一度発生すると風の影響を受けて急速に燃え広がるおそれがあります。また山中は消防車両が進入できない場所も多く、消火活動は困難を極めます。
このような大惨事を繰り返さないため、山中には火の取り扱いに注意を呼びかける看板が設置されています。
これら看板が見やすく設置されているか、破損や劣化がないかを確認することも、山林パトロールの重要な役割です。


▲標識整備の様子。隊員たちは手慣れた様子で、素早く作業を進めていきます。
山中には、ハイキングコースの順路を示す標識も設置されています。
これらの標識は、登山者が安全に目的地へ向かうための目印となるだけでなく、消防団にとっても活動の基準となる重要な目印です。
たとえば、山中で火災や救助事案が発生した場合、「どの標識付近で火災が発生したのか」「どの経路から向かうのがよいのか」を判断するために、これらの標識が役立ちます。
標識の位置や状態を確認しておくことは、万一の際に迅速な対応へつなげるための重要な備えです。
山頂から作業用歩道へ


途中で休憩を挟みながら、隊員たちは国見山の山頂へ向かいました。
当日は天候にも恵まれ、山頂から遠く京都の山々を望むことができました。


山頂で周辺状況を確認した後は作業用歩道へ。
作業用歩道には急斜面が続く区間もあり、隊員たちは支えのロープを伝いながら、一歩ずつ慎重に下っていきます。
その後、鉄塔を経由してサクラデッキへ到着し、今回の合同山林パトロールを終了しました。

山林火災防止への取り組み

令和7年2月26日に発生した大船渡市林野火災を受け、林野火災の予防対策をさらに強化するため、枚方寝屋川消防組合火災予防条例の改正が行われました。
この改正により、林野火災注意報および林野火災警報を的確に発令し、火災予防につなげる体制が強化されています。
空気が乾燥し、林野火災の危険が高まる時期には、特に注意が必要です。登山やハイキングの際は、火の取り扱いに十分ご注意ください。
枚方市消防団では、これからも地域の皆さまが安心して自然に親しめるよう、パトロール活動に取り組んでまいります。