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令和5年度 北河内地区支部総合訓練大会

令和5年度 大阪府消防協会北河内地区支部総合訓練大会が令和5年8月20日(日)に大阪府営寝屋川公園のソフトボール場において開催されました。
大会の実施内容として、寝屋川市・守口市・門真市・四條畷市・枚方市による規律訓練(停止間訓練)の披露、ポンプ操法模範訓練として、ポンプ車操法に大東市が、可搬ポンプ操法に交野市が訓練披露を行いました。
その後、優良消防団員を対象にした北河内地区支部長表彰やポンプ操法訓練チームに対する北河内地区支部長表彰、激励品の贈呈等が行われました。
停止間規律訓練の早朝練習

枚方市消防団では当大会で訓練披露を行うに際し、3分団から精鋭団員を招集し、令和5年8月9日より訓練に練磨してまりましたが、訓練披露当日に於いても大会での披露を万全の態勢で臨める様、早朝から練習に励みました。



今回の停止間規律訓練は、枚方市消防団として初めての3分団(川越分団、山田分団、女性分団)合同による出場となりました。
また、女性団員の停止間規律訓練参加も初めての事となりました。



訓練に参加した団員の中には、初めて顔を合わせた他分団の団員と共同訓練を行うことに戸惑いと緊張もありましたが、訓練を重ねる毎にすぐ順応して良好な関係性となり、その事が持てる実力を最大限に発揮できる後押しとなりました。
そして毎日毎日の練習が実りのあるものとなり、大変な中にも清々しい汗を流してきました。
最後の訓練日には、分団の垣根を超えた友情が芽生えたと言います。

早朝からの最後の練習が終われば、残されるのは大会本番での訓練披露のみです。
最後の練習を終え、団員からは笑みもこぼれましたが、それと同時に緊張感が増した事は言うまでもありません。

北河内地区支部総合訓練大会開式

大阪府消防協会北河内地区支部総合訓練大会は午前9時より開始され、国旗掲揚の後、消防殉職者の御霊に対し黙祷を行いました。
その後、人員機械器具の報告が行われ、観閲者により人員及び機械器具の観閲が行われました。
そして、北河内地区支部 戸野谷支部長より開式の挨拶がありました。



枚方市消防団が停止間規律訓練を披露

北河内地区7市の停止間規律訓練で一番最後の披露となる枚方市消防団。
先に行われた他市消防団の素晴らしい披露を目の当たりにし緊張とプレッシャーが高まる中、ひとりひとりが平常心を保てる様に心掛けます。

自動車部隊の前を待機場所とし出番を待っていた小隊は、会場アナウンスと共に指揮者の号令で会場へ入場します。


そして、所定の位置に到着するとすぐさま指揮者である川越分団 島村団員は、上田消防団長の元へ訓練開始報告を行いに赴きます。

指揮者の轟く号令により、次々と機敏に隊列変更や動作を行っていく団員達、観閲される皆さんを圧倒させます。

隊列の動向を制御する指揮者は、繊細かつ緻密な号令が求められると共に聞き取りやすい号令を発する必要があり、その責務は非常に大きいものであります。
しかし、訓練を重ねてきた指揮者は、それらの重圧を突き返すかの様に、的確で声量のある号令を自信を持って発します。


小隊の右翼教導に川越分団の冨田団員が、左翼教導を同じく川越分団の小鹿部長が務めます。
両翼の教導は、小隊全体の動向を把握し、動作が乱れない様にきめ細かな調整を行います。



一糸乱れぬ動作は、訓練を積み重ねてきた証であり、並みならぬ努力の結晶と言えます。
ひとりひとりが仲間を信じ、呼吸がひとつとなる事によって素晴らしい停止間規律訓練の成果が顕れます。

約5分に及ぶ訓練披露が終わると、再び指揮者は消防団長へ訓練終了報告を行い、その後小隊の先頭に立ち退場します。


会場の外まで退場した小隊は、指揮者 島村団員から労いと感謝の言葉を受けて訓練披露の終了となりました。
そして最後の号令「わかれ」を受け、訓練を披露した団員からは最後までやり切った達成感と満足感で歓喜があがり、枚方市消防団関係者や観閲された皆さん、その場に居合わせた他市の消防団の皆さんから惜しみのない温かい拍手が贈られました。
北河内地区支部代表がポンプ操法模範訓練を披露

停止間規律訓練の披露が全て終わると、続けて大東市消防団と交野市消防団によるポンプ操法模範訓練が行われました。
ポンプ車操法模範訓練を大東市消防団が、小型ポンプ操法模範訓練を交野市消防団が披露されました。
このポンプ操法は、令和5年9月3日(日)に、大阪府立消防学校において開催される「第67回 大阪府消防大会」に出場する北河内地区7市(寝屋川市・守口市・門真市・交野市・四條畷市・大東市・枚方市)の代表チームとして模範訓練が行われました。


北河内地区支部表彰式と閉会式

北河内地区支部 戸野谷支部長より優良消防団員への表彰、ポンプ操法模範訓練出場チームへの表彰ならびに激励品の贈呈が行われました。
優良団員表彰は今回78名の方が受賞され、その内枚方市消防団からは21名が受賞しました。
そして枚方市消防団21名の代表として、氷室分団の団員が表彰を受けました。
表彰状授与のあと、最後に受賞者代表による謝辞がありました。


優良消防団員の表彰のあと、御来賓の祝辞を頂戴して御紹介を受け、その後国旗が降納されました。
最後に北河内地区支部 寺西副支部長より閉会の辞を受け、無事に令和5年度 大阪府消防協会北河内地区支部総合訓練大会の幕が降ろされました。
関係者激励と部隊解散式

北河内地区支部総合訓練大会の閉会後、枚方消防団は関係者による祝賀の場を設け、枚方市 伏見隆市長をはじめ、枚方市議会 藤田幸久議長、枚方寝屋川消防組合 藤中明広消防長より温かいお言葉を頂戴しました。



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そして最後に枚方市消防団 上田治央団長より、出場した団員へ感激と感謝の念が伝えられました。

各位より御祝辞を頂戴し、最後に分団指揮者である川越分団 寺久保新哉分団長から労いの言葉が贈られ、小隊の解散が通告されました。
解散後、団員からは達成感や緊張から解き放されたことで、その場が大きな歓喜と満面の笑みで溢れかえりました。
「規律と融和と心意気」

枚方市消防団では標語のひとつに「規律と融和と心意気」を掲げております。
今回、停止間規律訓練という規律を重んじる訓練に、初めて3分団が合同で取り組み、ひとつの成果を生み出すと共に成し遂げた事は枚方市消防団にとって非常に重要かつ評価される事であり、標語が示す意味合いを「かたち」として実現出来たものと考えております。
枚方市消防団では今後も標語を理念に掲げ、組織力強化に取り組んでまいります。
●停止間規律訓練の動画です(音が出ます)