
これで君も”牧小防災リーダー”だ!
2024年3月1日(土)牧野小学校いきいき広域運営委員会主催「いきいき防災小学校」が開催され、枚方市消防団から殿二分団・女性分団が出動し、子ども達と防災について学ぶ取り組を行ないました。
「防災学校」は、子ども達に体験を通して防災についてもっと学んで欲しいと、毎年趣向を変えながら開催しています。
近年、日本各地で地震・台風・大雨・津波など自然災害が頻発しています。
いつどこで災害が起こるか分からない中、小さい頃から防災意識を身につけることは、自分や家族、地域の安全につながるだけではなく、さまざまなスキルを育むことができます。
目次
人が倒れている!どうする?
心肺蘇生の教材「たたかう!救急アニメ 救え!ボジョレー!!」倒れている人を発見してから救急車につなぐまで・・を視聴したあとは、歌いながら楽しく覚える救命処置、大阪府消防団員で考案・制作した「救命体操」をみんなで踊り盛り上がります。

DVD視聴では、「119番通報とAEDをお願いしまーす」と声を出したり、胸骨圧迫の練習をして、しっかり実践していました。

音楽に合わせて、救命処置を覚えよう!
非常食ってどんなもの?
災害時の非常食として代表的なアルファ化米ですが、実際どうやって作るの?
お湯や水を注ぐだけでご飯になるアルファ化米の作り方を実践し、みんなで試食。
「温かくて美味しかった!」
非常時に温かい物が食べられることは、心に幸せと安心感をもたらしてくれるものです。
初めて食べる五目ごはんのアルファ化米は、みんなの「おかわり!」で、あっという間に完食されました。

トイレが流せない時どうする?
災害時は、排水設備や下水道が復旧するまでトイレの水は流せません。
非常時に一番困るのがトイレの問題!
トイレを詰まらせないためには、簡易トイレの作り方、使い方を知る必要があります。
簡易トイレの実演では、500ccの(お茶を薄めた)オシッコが凝固剤であっという間にゼリー状になる様子を見て驚き!実際にデモンストレーションでやってみることの大切さを感じました。

毛布を使った簡易担架作り
危険な場所から傷病者を移動するときに便利な、毛布で作る簡易担架。
作り方を学び、交代して全員が毛布担架の担ぎ手を体験しました。

避難所を体験しよう
学校に備蓄されている防災設備、パーティション組み立てと、簡易ベッドの組み立て体験。
実際の寝心地はどうかな?

消火器はどうやって使うの?
火事や消火器についてのクイズでは、
消火器の噴射時間は・・・「15秒!」「え~短い!」大人も子ども大盛り上がり!

その後は、消火器の使用法を学び、水消火器を使って体験です。

みんなで協力して火を消そう!
最後は、バケツリレーでフィニッシュ。
盛りだくさんの体験で子ども達も、一緒に参加した父兄の皆さんも喜んでいただきました。

子どもが防災の知識を身につけると、家族の中でも積極的に防災の話をするようになります。
「学校でこんなことを習ったよ!」と家族に話すことで、子どもたちの学びが大人の意識を変えるきっかけになります。
地域全体の防災力を高めるためにも、このような取り組の重要性が高まっています。
「この活動を他の地域にも広めていきたい!」主催者の方々の思いです。