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山林火災を未然に防止するために
津田分団では、令和4年5月8日(日)に定期訓練として津田山(別称:国見山、以下「津田山」といいます。)の山林パトロールを実施しました。
この津田山は、今から約44年前の昭和53年4月26日、3日間という長い時間にわたり延焼し続ける大火災が発生しました。
枚方市消防団は、当時分団として組織されていた10分団のすべてが、常設の消防機関と連携・協力し、可搬ポンプ等による消火活動やチェーンソー等による樹木伐倒などの手段を用いて延焼防止の活動にあたりました。
枚方市消防団では、この大規模な山林火災を忘れてはならない教訓とし、特に枚方市の東部地域に位置し分団管轄内に多くの林野を有する、津田分団・菅原分団・氷室分団の3分団においては、毎年4月と5月の定期訓練を山林パトロールの実施月と定め、津田山を管内に有する津田分団と氷室分団は、重点的に津田山の山林パトロールを実施しております。
山林パトロールを実施する津田分団
今回、津田分団が実施した山林パトロールには、津田分団の4つの班から、延べ29名の所属団員が参加しました。
今年度から津田分団の分団長に就任した竹内分団長より、山林パトロール実施に先立ち、消防団員としての責務に対する新たな決意や、訓示として山林パトロール実施の意義や活動中の安全・体調管理、そのほか注意事項等の留意点が所属団員に示されました。
新緑が鮮やかな春の津田山には多くのハイカーが訪れます。
パトロール中の団員からハイカーの皆さんへ「こんにちは!火の始末には注意してくださいね」とお声掛けをし、ハイカーの皆さんから「はい、わかりました。気を付けます!」といった返事を頂いております。
そしてパトロール中、山中随所に設けられている「山林防火」の火災予防看板・標識等の点検や整備も行っています。
津田山は津田分団と氷室分団がパトロールを担当
枚方市消防団では、今後も山林の防火管理を担う分団が、情報を共有するとともに活動を連携し、山林火災を防ぐために多種多様な火災予防対策に取り組んでまいります。