令和3年11月21日(日) 秋晴れのもと、枚方市立藤阪小学校のグラウンドにおいて幹部団員を対象とした教育訓練を実施しました。
本来、令和3年5月16日(日)の実施を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言及び蔓延防止等重点措置の影響で延期となっておりました。
この教育訓練の趣旨は、消防団は地域住民の最も身近な防災機関であり、消防活動をはじめ自主防災活動及び各種防災指導等、大きな期待が寄せられています。
しかしその一方で、消防団員は他に生業を営んでおり、組織管理が極めて難しいといえます。
これらのことを常に念頭におき、定期的に各種訓練を積み重ね、資機材の管理及び取り扱い方法を習熟し消防団員の活動力を高め、消防団組織力の向上を図ることを目的としています。
教育訓練の対象者は、班長職以上に就く階級者であり、枚方市消防団の指揮運営に重要な役割を担う団員で総勢90名が参加しました。
訓練は朝9時に開式され、枚方市消防団・上田消防団長の挨拶に続いて枚方市危機管理室・佐藤危機管理監、枚方寝屋川消防組合枚方東署・中井署長から挨拶を頂戴し、9時15分から訓練開始の指示を受け、ポンプ操法訓練・自主防災訓練における放水訓練要領をもとに訓練指導が開始されました。
訓練体系は原則2分団による6班で組成され、所属方面隊も異なる分団同士(女性分団は単独)での班構成となり、枚方市消防団の分団相互間における連携力強化も見据えた取り組みとなりました。
異色の組合せとなる分団編成
第1班 第一方面隊 枚方分団 7名・第三方面隊 津田分団 7名
第2班 第一方面隊 蹉跎分団 8名・第四方面隊 樟葉分団 7名
第3班 第二方面隊 川越分団 9名・第四方面隊 殿二分団 10名
第4班 第二方面隊 殿一分団 12名・第五方面隊 氷室分団 8名
第5班 第三方面隊 山田分団 5名・第五方面隊 菅原分団 5名
第6班 女性分団 5名
枚方寝屋川消防組合 枚方東署警備課の指導員のもと訓練に励む幹部団員
訓練の内容は、ポンプ操法訓練及び自主防災訓練における放水訓練要領のもとに、自主防災消火活動訓練に伴うホース延長等を主体においた防火衣着装から筒先背負い要領、筒先のホース結合等の訓練を行いました。
報告から放水までの一連の操作に取り組む幹部団員
その後、休憩をはさみホース延長から放水姿勢までを訓練を行い、最後は仕上げとして各分団から選出された4名の要員により自主防災消火活動訓練における報告から放水までの一連の操作を行いました。
教育訓練閉式に際し、枚方寝屋川消防組合枚方東署 田中副署長より訓練講評を受けました。
講評による反省点をもとに更なる技術力向上に努めることを団員間で確認しあいました。
枚方市消防団では、組織の管理・運営が円滑に行える様に、定期的に多種多様な訓練を積み重ね、知識力・技術力の習熟に努め、もって消防団員の活動力を高めることで枚方市消防団の組織力向上を図ってまいります。