広報部 女性分団 殿二分団 その他

『枚方宿くらわんか五六市』に出展しました。

枚方市消防団では、令和7年9月14日(日)に枚方宿の歴史街道にて開催された「枚方宿くらわんか 五六市」へ出展を行いました。

毎年9月頃の開催に京阪枚方市駅前にある岡本町公園で催しを開催し、ご来場の皆さまへ救命処置の説明や体験、消防士の制服を着用し消防車と記念撮影をして頂くなど、多くの皆さまに消防行政の重要性を知って頂くことを目的としております。

そして、枚方市内在住の方には、地域における消防・防火・防災のリーダーとして『共に市民の安心と安全を守りましょう』と枚方市消防団への入団もお願いしております。

誰にでも「できる」を知ってもらう

救命処置体験ブース

救命処置の体験ブースでは、主にAED(自動体外式除細動器)の説明や使用法のほか、訓練用の人形を使った胸骨圧迫の方法など、日常でいつ目の前で起きても不思議ではない事象の対処法を学んで頂きました。

ここ数年でAED(自動体外式除細動器)の認知度が飛躍的に向上し、配備されてた場所が増えたこともあり、使用方法やAEDの機能・役割を知っておられる方も多くいらしゃるという嬉しい反面、怖いや難しいのではないか?という思いから、ずっと説明を受ける機会を避けてきたというお声もあり、説明を担当した団員は、その不安な気持ちを排除して頂いて「AEDというものは、基本をしっかり理解しポイントを押さえておけば、誰にでも迷わず操作すること出来る機械」という事をお伝えしました。

多くのお子様にも体験して頂きました

お子様の方には、技術的な事を学んで頂く以外にも、もし目の前で倒れている人を見かけても、見てみるふりをするのではなく、自分が出来る事で「声をかけてみる」「まわりの人を呼びに行く」「119番通報をする」「そして最後まで最善を尽くす」など、人を助ける為に勇気をもって、一歩踏み出して欲しいと説明をさせて頂きました。

あらゆる世代に「消防」へ興味をもってもらう

未来の消防士さんたち!

消防車の前でパパとピース!!

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毎年、小さなお子様に人気を博すのが、消防士のコスチュームをまとい、現役の消防車と記念撮影するブースです。

お子様は暑さにも負けずに装備を装着して撮影に臨みます。
御家族の皆さんで楽しんで頂き、消防団の社会的な役割を熱心に聞いてくださる若い世代のお父さま、お母様さまも多くいらっしゃいました。

自らプロテクターシールドを装備し「はい、チーズ!!」

満面の笑みで『かっこいい!消防士さんになる!』など、喜ばれているお子様には、将来において消防行政を担う人材になっていただけることを願ってやみません。

外国人留学生にも体験!

今回、関西外国語大学の学生さんと外国人留学生の皆さんにも体験をして頂きました。

関西外国語大学の皆様には、過去に機能別消防団員の取り組みの一環として消防団体験をして頂いた事もあります。
これからも若い世代の皆様にも『防火・防災・安全安心』について関心を持って頂き、消防団運営にお力添えを頂ける事を願っております。

●関西外国語大学の皆さんの消防団体験会の様子はこちらをご覧下さい。

他の出展者と交流も

応援メッセージを書いた土のう袋を掲げる団員

枚方市消防団が出展していた場所のお近くで、能登半島地震において被災された皆さんへメッセージをお届けする活動をされていた出展者の方の依頼により、土のう袋に応援メッセージを書かさせて頂きました。

枚方市消防団一同、能登半島地震で被災された皆様が、心穏やかな日々が少しでも早く訪れることを切に願っております。

消防団員を募る活動

五六市会場では、消防団員を募る活動を精力的に行っております。

私たち消防団員は『自分たちの街は自分たちで守る』という気持ちのもとに活動を行っております。
消防団の活動は、火災現場での消火活動だけではありません。
地域における消防・防火・防災のリーダーとして、平常時・非常時を問わず、その地域に密着して住民の安心と安全を守るという重要な役割を担います。


以前は男性の消防団員のみで構成されていましたが、近年は女性の消防団員も増え、応急手当講習や子どもたちへの安全教室、防災展示など防災啓発にも活動の場を広げています。

この様な遣り甲斐があり、誇りのもてるボランティアとして、ご来場の道行く皆さんへ消防団員募集の説明や待遇、優待制度などをご説明させて頂きました。

消防団との出会いは「五六市」

五六市への来場がきっかけで消防団員となった女性分団所属の団員

今回、救命処置の体験ブースへ指導員として派遣した団員の中に、3年前の五六市出展の際、いち来場者として消防団ブースに立ち寄り消防団員募集のチラシを受け取り、その際に消防団の説明を受けて入団を決意した者が在籍しております。

その後時間が流れ、消防団員として経験を積み重ね、一次救命処置の指導資格も取得し、今回入団を決意した五六市で初めて活動する事となりました。

3年前に入団説明を行った先輩団員(右側)と共に活動する団員(左側)

こちらの女性分団に所属する団員に、当時来場者として消防団の説明を受けた際、どの様な印象を受けたかを質問形式で尋ねてみました。

Q1.五六市の会場で消防団員募集のチラシをもらった時の印象やその時点での消防団という組織への認識など

A.初めは自分には関係ないと思ったが「女性も募集」と記載があり、どんな活動をしているのか気になりました。

Q2.消防団に入ろうと思った一番の理由

A.身の回りで、人が倒れたり事故が起きたりすることが続き、何もできない自分の知識の無さに、なんとかできないか?と思っていた事と、自分の子どもが成長していく中で地域の人たちと関わることで『何かあった時』に聞く耳を持ち合える関係性になれればと思いました

Q3.実際に入ってみてどう思ったか?

A.知らない知識や、地域の現状をたくさん知ることができました。
さらにより多くの方々と関わり合いが持てる地域にしていけたらと思います。

Q4.今後どう活躍していきたいか?

A.幼児を子育てをしながらなので活動数は少ないですが微力な活動でも、一人でも多くの方が、防災や救命を自分自身の事として意識していけるような活動にしていきたいです。

消防団に関心をお持ちなられた方は、是非とも下記よりお問い合せをお願いします。

有名な音楽家の方にもご来場いただきました

音楽家 亀井登志夫さん(写真左)と中作平消防団長(写真右)

今回、枚方市在住の音楽家 亀井登志夫さんにご来場頂きました。

亀井さんは、五六市と歴史的に関わりの深い東海道五十七次を題材とした唱歌『東海道五十七次 ~逆打ち行脚の歌~』を地域貢献のために作曲され、同じくこの唱歌の作詞を担当しました当消防団長 中作平とのご縁により、地元「枚方宿くらわんか 五六市」へお越し頂きました。

当消防団ブースでは心肺蘇生法を学んで頂き、その重要性をご理解頂いて、今後市民が参加する一次救命処置の重要性と必要性を各方面に発信して頂ける事となりました。

一次救命処置の説明を受けられる亀井さん

日本国内のみならず世界中でご活躍される亀井さん、年間を通してコンサート等でご多忙でいらっしゃいますが、多くの人が集まる場所でご活躍されておられますので、いつ何時でも御自身自ら救命処置が行える様にスキルを高めたいとお話しされておられました。

情報の発信力や影響力が非常に高い亀井さん
その亀井さんにより、一次救命処置の重要性を発信して頂けるお力添えに枚方市消防団一同、心より感謝しております。

亀井登志夫さんの公式WEBサイトはこちら

●画像は許可を得て掲載しています。画像の無断転載はご遠慮下さい。

これからも地域と共に

枚方市には地域に密着した数多くの伝統やお祭り、催し等があります。
これらのよき催しの「安全確保」の一部を担い、枚方市消防団が枚方市における地域生活の一部として必要不可欠な存在となり、さらに消防団の仲間が新たに増えていく事を願ってやみません。

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