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幹部科初級指導課程
大阪府消防協会が実施する消防団員教育訓練カリキュラム、幹部科・初級指導課程の消防学校教育が令和6年10月20日(日)に大阪府大東市にある大阪府消防学校にて実施されました。
幹部科・初級指導課程は、消防団員の「幹部教育」として消防団幹部に対して必要な教育訓練を行うことを目的とし、この教育訓練を通して、消防団幹部としての指導的立場を自覚すると共に消防団の運営に必要な規律や消防団に期待される役割等を研修するため、毎年大阪府下の消防団組織より3名から5名の範囲で部長職もしくは班長職に相当する者を選出して実施されます。
今回、枚方市消防団から殿一分団・殿二分団・山田分団に所属する3名を派遣しました。
午前の部
教室に於いて行われた「安全管理」の講義では、団員への危険要因、事故予防の指導要領を基に、安全確保の重要性を学び、決められた事の遵守や消防団活動の厳正を期す事は安全の要件につながる事を学びました。
続いてグラウンドで行われた「訓練礼式」については、団員への動作・敬礼・部隊編成の指導要領に基づいて行われ、規律を守り動作や行動を統一することで緊急時に効率よく行動できることを学びました。
日々の訓練に於いても規律訓練は行ないますが、指導者としての立場での振る舞いを念頭に訓練に取り組みました。
午後の部
午後からは技術指導習得を目的に「火災防ぎょ」「現場指揮」の実践的な訓練が行われました。
「火災防ぎょ」では、火災防ぎょに関する戦術のほか、現場での留意点等の指導がおこなわれました。
「現場指揮」では現場における団員への指揮要領と留意点を重点においた消火訓練や救助活動訓練が実施されました。
枚方市消防団の中心的存在となるべく
今回、消防学校おいて6時間の教育訓練を受けた3名は、今後は枚方市消防団内で指導者としての任務に就くほか、将来において上級教育訓練である幹部科・現場指揮課程等の受講候補者として消防団活動に邁進してまいります。