枚方市消防団では、大阪府消防協会が実施する消防団員教育訓練カリキュラム・幹部科現場指揮課程のうち、令和元年11月10日と12月1日に大阪府立消防学校で行われた消防学校教育に、氷室分団と女性分団から2名の幹部団員を派遣しました。
この教育訓練は現場指揮者として、災害時の的確な現場指揮、安全管理の知識及び技術を習得すること並びに自主防災組織等に防災指導が行える様に研修することを目的としております。
目次
【研修1日目】11月10日
火災現場における留意点や戦術など火災防御の理論や実務などの講義を受けました。
特に放水実務においては高圧になり危険が伴う消防用器具操法の習熟や枚方市消防団が積極的に導入を進めている「ガンタイプノズル」の特異性や取扱いの注意事項などの講義を受けております。
その他救助救命訓練として救命講習を、現場管理・安全管理として活動上の危険要因や事故予防などの講義を受けました。
【研修2日目】12月1日
人権に対する講話のほか、災害時における情報・伝達として災害情報・伝達訓練等を行い、水災活動訓練では水防工法や土嚢(どのう)作りの講義を受け、その後受講者全員が一致団結をして実践的な想定のもと水防工法による実務体験を行っております。
最後に
消防学校にて計12時間の研修を受けた2名は、その後市町村が実施する防災やその他訓練の参画・指導等を教育対象とした消防団員教育訓練を2時間受講し、令和2年3月9日付で修了証と徽章の交付を受けております。
なお令和2年度の現場指揮課程受講者は、枚方分団と蹉跎分団からの派遣を予定しております。
枚方市消防団では教育訓練を修了した者を指導者として、後任の監督者や団員の指導育成、組織内に於ける安全管理や秩序の保持、技術力の向上などに努めてまいります。