令和5年2月26日(日)、枚方市中宮北町に建てられている枚方市消防団殉職記念碑へ消防団長以下、副団長及び分団長が参拝しました。
昨年度までは、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、式典の開催規模縮小を余儀なくされ、正副団長のみが参列し、樹木剪定や清掃等は専門業者の方に委託をしていました。
本年は現状の感染状況から判断し、例年通りの開催となり、正副団長のほか分団長も参列して執り行われました。
清掃や剪定作業が終わると参列した団員全員がひとりひとり殉職記念碑に手を合わせて、祀られている御霊に対して敬意を表すると共に御冥福をお祈りしました。
その後、上田団長より消防業務に於ける「安全」についての話があり、枚方市消防団から活動中に死傷者を絶対に出す事がない様にと強い思いが述べられると共に、我々幹部がこの殉職者記念碑に団員の名前を刻まない様、安全第一を最優先にした行動で指揮を執らなければならないと話がありました。
枚方市消防団は、殉職記念碑に祀られている御霊の御遺功を胸に「安全」を確保するための尽力は惜しまず、危険に対する感受性を高めた行動を心掛けて、「活動中の災害」がない組織を目指しております。
禁野火薬庫大爆発事故
1939年(昭和14年)3月1日禁野火薬庫で砲弾解体中に引火し2日間29回に及ぶ大爆発を起こし、死者94名、負傷者602名、家屋の全半壊821戸という大惨事となりました。
この禁野火薬庫の爆発で駆け付けた消防団員(当時は消防組)15名が殉職されました。
この殉職記念碑は、枚方市中宮北町の禁野保育所南側にあります。