自主防災訓練 女性分団 川越分団

五常校区自主防災訓練「防災フェスティバル」へ参加しました。

令和7年2月16日(日)五常小学校において、五常校区自主防災会による「防災フェスティバル」が開催されました。
比較的暖かい天候に恵まれ、前日の雨の影響を受けることなく予定されたプログラムを進行することができました。

訓練開始は、地域の消防団「川越分団」による放水披露からスタートです。
枚方市消防団では、消防ポンプの運用技術の向上と熟練を図り、災害に強い安全な街づくりを実現するために日々放水訓練を行なっています。

その後、お住まいの地区ごと5グループに分かれ訓練開始です。

地震車体験

枚方市の防災訓練ではおなじみの「地震体験車」ですが・・・。
じつは、大阪府で3台しか保有していない貴重な車です!
チャンスがあればぜひ地震の揺れを疑似体験し、ご自宅の安全の備えを見直すきっかけにして下さい。

ぐらっときたら・・・「慌てず最優先で自分の命を守る!」
いつも過ごしている場所や寝室で、大きな揺れを感じたら・・・
安全と言えるだろうか?
体験した揺れを想像して、お家の安全を見直して下さい。

救命講習(心肺蘇生とAED)

日本では突然心停止となる人は1年間で約9.1万人、1日250人の方が心臓突然死で亡くなっています。

救命には迅速な心肺蘇生とAEDによる電気ショックが必要です。
電気ショックが1分遅れるごとに救命率は約10%ずつ低下します。
119番通報をしてから救急車が現場に到着するまで全国平均は約10分(令和6年度)年々増加傾向にあります。

その場に居合わせたあなたが勇気をもち一歩を踏み出すことで、救われる命が多くあります。
心停止後のAED使用率は、たったの5%・・・
訓練を通じてより多くの方のはじめの一歩になることを願います。

担架搬送訓練

傷病者や救助者の安全確保のために移動が必要な場合は、傷病者の搬送を考慮しなくてはなりません。
身近なもので応急担架をつくる方法として、毛布と棒を用いた方法、毛布のみで搬送する方法を実践しました。

原則として搬送は、傷病者の足側を進行方向に進みます。
動揺を極力少なくし、傷病者の様子をみながら互いに声を掛け合い安全に行います。

煙道体験


「まったく見えなかった・・・」テントで迷子になりそうになりながら、火災時の煙の怖さや避難方法を疑似体験。

火災発生初期の煙は白いものの、時間の経過とともに黒煙となり一酸化炭素などの有毒ガスが発生します。
この煙を吸い込むと呼吸困難になり死に至る危険があります。
煙は吸わないように低い姿勢で、できるだけ早い避難をすることが重要です。

自宅で火災発生!!
避難経路をふさぐ物はないでしょうか?
日頃からの整理整頓が命を守る行動に繋がります。

初期消火訓練(水消火器)

「火事だ!」火災を発見したら大声で周りに知らせ、小さな火でも119番通報をして下さい。

初期消火は、消火する人の背の高さ程度までが目安です。
火の高さが身長を超える、炎が天井に届いている場合は初期消火はせず、すぐに避難しましょう。
木造家屋では、出火から約2分30秒で天井に燃え移るとされており、初期消火は出火から2~3分以内に対応することが目安とされています。

防災訓練の重要性

防災訓練は、災害時に落ち着いて行動できるようにするための大切な機会です。
体を動かしながら学ぶことで、災害時に役立つ知識と自信にもつながります。
また、訓練を通じて地域の人たちと協力することで助け合う意識が高まり「いざという時」の命を守る備えとなります。

地域の防災訓練には、定期的にぜひ参加して下さい!

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