自主防災訓練 女性分団 蹉跎分団

蹉跎東校区自主防災訓練に参加しました。

令和6年9月29日(日)蹉跎東校区自主防災訓練が市立蹉跎東小学校で行われ、蹉跎分団と女性分団が参加しました。

蹉跎東校区自主防災訓練は新型コロナウイルス感染症の流行により開催出来なかった期間がありましたが、それまでは毎年9月に行われていて、コロナ禍が落ち着き令和5年より復活をしました。 、
令和6年の元旦に最大震度7、マグニチュード7.6の能登半島地震が発生、8月8日には宮崎県日向灘を震源とする最大震度6弱、マグニチュード7.1の地震が発生し、この震源地から制度制定後初めて南海トラフ地震臨時情報が発表され、調査の結果「巨大地震注意」が発表されるなど、防災意識が高まっている中とあって校区の約300名の市民の皆さんが参加されました。
また開会式で蹉跎東小学校では防災についての学習をしておられ、今回の訓練に児童も参加するようお話をされていた事もあり、沢山の児童の皆さんが参加されていました。

火災を想定した放水訓練

開会式に続き、蹉跎分団走谷班の火災を想定した放水訓練を行いました。

はじめに蹉跎分団中尾分団長の訓練開始報告があり、火災が発生し蹉跎分団に出動命令がでた事がナレーションされると団員が集合、整列をして指揮者の号令のもと消防車に乗り込み市民の皆さんの前を緊急走行をして現場に到着。
すぐに放水の準備にとりかかり放水を開始しました。


火災により水の出し方が違う事がナレーションされるのに合わせて、筒先を調整して、広域に放水したり 、せばめて水圧を高くしたりしていろいろな放水方法がある事をお見せいたしました。

鎮火した事を確認した指揮者が放水停止の号令をした後、放水を補助していた団員が消防車にいる機関員の元に走り、機関員に同じく放水停止を告げ、機関員が機械を停止したあと消防車前に集合しました。
集合し整列をした後に指揮官が訓練報告と言うと各員は「〇番員異常なし」と報告し、指揮官の別れの号令のもと敬礼をし解散。
中尾分団長の「蹉跎分団放水訓練を終了します」と訓練終了報告をして終わりました。参加者の皆さんからは拍手をいただきました。

消化器、起震車、煙道体験

その後は各自治会単位で水消化器による消化器の使い方体験と、様々な強さの地震の揺れを体験できる「起震車験」、火災が発生した時に室内の煙の状況を体験できる「煙道体験」を体験していただきました。

消化器
消化器はもっとも身近にありますが、使用する機会は少なく使用方法も分からない方が多いです。
今回水消化器を使い体験して頂くことでいざと言う時に適切に使用する事ができるようになったと思います。

起震車
東日本大震災はどのようなゆれだったか?様々な震度、揺れ方を再現し体験できる起震車をご家族やご近所さん同士で体験していただきました。

煙道体験
火災発生時に室内はどのような状況になるのか、視界はあるのかなどを体験できる煙道テント。
タオルやハンカチで口をふさぎながら模擬の煙が蔓延する中歩き、壁を想定したジグザグな障害物がどのように見えるかなどを確認していただきました。

胸骨圧迫とAED講習会


図書館では胸骨圧迫とAEDの講習会を限られた短い時間でしたがイラストを書いたパネルを使いながら説明をし、そのあと人形を使い胸骨圧迫を体験していただきました。

災害発生時に問題となるトイレですが、体育館では災害時に使用する各種の簡易トイレの展示と説明がありました。

閉会式

閉会に挨拶をされる伏見隆枚方市長

閉会式に挨拶に立たれた伏見隆枚方市長は「災害が発生した時にまず、災害発生時に自分が出来る事をやる自助、地域の方々と助け合いながらやる共助、そして国や市などの機関の公助が大切です。」と述べられました。

枚方市消防団は火災だけでなく、30年以内に70~80%の確率で発生すると言われている南海トラフ地震など災害発生時にも対応出来るよう、土砂災害救出訓練などの訓練も行っております。
市民の皆様のより身近な消防団としてこれからも訓練を重ねてまいります。

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