令和6年10月6日、菅原東小学校において菅原東校区自主防災訓練が開催されました。
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菅原東小学校で自主防災訓練が行われました
朝から晴天に恵まれ暑いくらいの陽射しの中で、菅原東小学校において菅原東校区自主防災訓練が開催されました。
菅原東小学校は枚方市東部、JR学研都市線と第二京阪国道に挟まれた丘陵地の中にある小学校で、地図で見れば住宅地に囲まれていますが実際は坂だらけのアップダウンが激しい場所にあります。
今回の訓練は枚方寝屋川消防組合枚方東消防署、枚方市消防団からは女性分団と当該地区の菅原分団が担当させていただきました。
今回の訓練は以下の5項目
- AED
- 消火訓練
- 煙道体験
- 起震車体験
- 応急手当て
おおよそ15分の持ち時間で班ごとに別れ、順を追って体験してまわります。
この中からピックアップしたいのは煙道体験と起震車体験。こちらは専用の装置が必要となるので、体験できる機会があれば必ず体験いただきたいです。
煙道体験(テント内に煙を充填し、煙の中の避難を疑似体験することが目的)
最初に紹介したいのは煙道訓練です。
黄色のテント内に煙(無害)を充満させて、入口から侵入して仕切りがあるテント内をハンカチで口元を押さえつつ、煙を吸い込まない様にハンカチで口元を押さえつつ出口を目指すものです。
こちらの訓練は私自身も体験させていただきました。
入るタイミングにより煙の濃さの違いはあるようですが、訓練とはいえ煙が充満しているテントの中に入るのはなかなかの恐怖が伴うものでした。
起震車体験(地震の揺れを再現する装置を搭載した車両で地震の揺れを疑似体験することが目的)
続いて紹介したいのは起震車体験。
実際の地震の揺れと同じようなリアルな体験ができます。
我々消防団の面々も休憩時間を利用して震度7クラスを体験しましたが、尋常ではない揺れです。この様な揺れを引き起こす大地震が前触れなく発生すれば、ただ鎮まるのを待つだけで何もできません。
日ごろから地震に備えることの大切さを思い知らされます。
AED・消化訓練・応急手当て
AED、消化訓練、応急手当て の三つの訓練も簡単に説明しておきます。
AED訓練
AEDは難しそうに見えるかもしれませんが、実はとても簡単です。
実際に使い方は機械が指示してくれるので、私たちはその声に従うだけで大丈夫です。
いざという時に自信を持って使えるよう、少しずつ慣れて、万が一の場面でも自然に体が動くようにしておきましょう。
消火訓練
火事って想像するだけでも恐怖ですよね。
でも、炎が小さいうちなら自分たちだけでも消せます。
この訓練はその『初期消火』の練習ができるチャンスです。
実際に消火器を使ってみると、意外と簡単で、すごく安心できます。楽しく体験しながら、正しい使い方をしっかり覚えておきましょう。
コツさえ掴めば、もう消火器の使い方はばっちりです。
応急手当て
怪我や急病の時に、『自分に何かできるのか?』と不安になるのはごく普通のことです。
応急手当ての訓練はそんな時に役に立ちます。
訓練の内容は意外とシンプルで、今日覚えればすぐにでも使えます。
まずは実際にやってみて、自信をつけましょう。
緊急時にはみんなの力が必要ですから、無理なく身近な人を守れる力を一緒に身につけていきましょう。
各訓練では、消防団が緊張をほぐしながら和やかに説明を行っています。
訓練なので真剣さも必要ですが、無理強いするのではなく、参加者の皆さまがリラックスして積極的に取り組めるよう工夫しています。
私たち枚方市消防団も、地域の皆さまと一緒に災害に備える、災害に強い地域にする取り組みを続けてまります。