訓練

第69回 大阪府消防大会が開催されました

第69回大阪府
消防操法訓練大会開催

令和7年9月7日(日)に、第69回大阪府消防大会が開催されました。
この大会は、団員同士の絆や規律を高めながら、日頃の訓練で培った消防技術をさらに磨き上げる場です。また、参加することで団員一人ひとりの士気が高まり、地域の消防力をより強くすることにつながります。

さらに、大会を通じて府民のみなさんに消防団の活動を知っていただき、防災への意識を一緒に高めていくことも大きな目的のひとつです。
今回の大会でも、各地域の団員が真剣に取り組む姿や、仲間と支え合う姿勢が多く見られ、消防団の魅力を改めて感じる機会となりました。

式次第

  1. 部隊整列
  2. 開会の辞
  3. 国歌斉唱
  4. 人員機械の報告
  5. 知事式辞
  6. 会長訓示
  7. 来賓祝辞
  8. 来賓紹介
  9. 消防操法訓練(第69回大阪府消防操法訓練大会)
    • 優勝旗返還
    • 審査長指示
    • 選手代表宣誓
    • ポンプ車・小型ポンプ操法訓練
    • 成績発表
    • 講評
    • 表彰
  10. 閉会の辞

ポンプ車

  1. 河内長野市消防团
  2. 摂津市消防団
  3. 和泉市消防团
  4. 箕面市消防団
  5. 田尻町消防団
  6. 東大阪市消防団
  7. 大東市消防団

小型ポンプ

  1. 島本町消防団
  2. 岸和田市消防团
  3. 八尾市消防团
  4. 千早赤坂村消防団
  5. 泉大津市消防団
  6. 四條畷市消防团
  7. 豊能町消防団
  8. 千早赤阪村消防团
  9. 羽曳野市消防团女性消防隊操法披露

開会式

開会式は熱中症対策もあり建物内で行われました

整列した団員たちの姿はとても凛々しく、式典の空気からは会場全体に緊張感と高揚感が漂っていました。
多くの団員が参加し、力強い掛け声とともに気持ちを一つにする姿は、まさに地域を守る頼もしさそのものでした。
この写真からも、日頃の訓練の積み重ねや、団員一人ひとりの真剣な思いが伝わってきます。

消防操法訓練大会とは

地域防災力の要として住民から暑い信頼を得ている府内の消防団員が一堂に会し、日頃の仕事の合間を縫って訓練に励んだ、消防の基本となる「消防操法」の技術と速さを競うべく毎年開催される伝統ある大会です。

見どころ①

ホース延長

ホース(1 長さ20m、重さ7kg)をチームで協力しながら火点(標的)に向かって3本延長し放水します。延長したホースがねじれていたりすると水が出づらくなるため、十分な消火活動ができません。迅速かつ正確なホース延長が求められます。

見どころ②

放水

勢いよく放水される水の力に負けないようにしっかりと先を持ち、10m先の火点(標的)を正確に捉えます。いかに早く火点(標的)を倒すことができるかがポイントです。

見どころ③

徹底した確認作業

災害現場ではどんな危険が潜んでいるかわかりません。自分と周りの安全を常に意識した確認作業も見どころです。

3つの審査の合計得点により順位が決まります

総合審査

チーム全体の規律、節度、土気などの項目を総合的に審査します。

ポンプ車の部:50点満点
小型ポンプの部:20点満点

行動審査

一人一人の行動の正確さを個別に審査します。

ボンプ車の部:100点満点
小型ポンプの部:60点満点

計時審査

タイムにより得点換算指揮者の号令により行動を開始した時点から火点(標的)が倒れるまでのタイムを計測します。

ポンプ車の部:50点満点
小型ポンプの部:20点満点

大会の競技は、「ポンプ車の部(200点満点)」 と 「小型ポンプの部(100点満点)」 に分かれて行われます。

それぞれの競技では、 総合審査・行動審査・計時審査 の3つの視点で評価され、その合計得点によって最終順位が決定します。
団員たちは限られた時間の中で、正確さ・迅速さ・連携の力を発揮し、日頃の訓練の成果を競い合いました。

北河内地区では、
ポンプ車操法の部『大東市』
小型ポンプ操法の部『四條畷市』が出場されました。

枚方市氷室分団

来年出場予定の氷室分団の皆さんも来られ熱心に操法大会を見学されていました。

羽曳野市女性分団
ポンプ操法披露

令和7年10月28日、神奈川県横浜市で「第26回全国女性消防操法大会」が開催されます。
この大舞台に、大阪府の代表として羽曳野市の女性消防団チームが出場することになりました!

出場選手たちは、日々の訓練を重ねる中でチームワークを磨き、お互いを励まし合ってきました。
なかでも注目は、指揮者・1番員・3番員の三姉妹コンビ。母親は総指揮者として訓練から家庭生活まで全力で支え、まさに家族一丸で挑戦しています。

さらに、選手の中には「大きくなったら自分も消防団に入る!」とお母さんを応援するお子さんの姿も。消防団の活動が、地域だけでなく家庭の中でも次の世代へとつながっているのは、とても心強いですね。

市民に頼られ、地域の安心・安全を守りながら、家庭でも支え合う羽曳野市チーム。横浜の舞台でこれまでの努力の成果を存分に発揮し、優勝を目指して頑張ってください!

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