消防団長挨拶
枚方市消防団は1本部、11分団、現在431名の団員が各分団に所属しています。
消防団員は、会社員、自営業など生業を持ちながら「自分たちの街は自分たちで守る」という郷土愛護の精神の下に火災や自然災害発生時にはその力を最大限に発揮できるよう常備消防と連携しながら地域における消防・防災の中核として多岐に亘る活動・訓練に従事しています。
また、私たち消防団員は、地域の防火・防災リーダーとして各種防災訓練をとおして地域住民や自主防災組織の皆様との信頼関係を築き、地域住民の最も身近な防災機関の一員であるという自覚を持ち、防災に係る諸活動に弛むことなく取り組んでいきたいと考えます。
本年は、年始早々より能登半島地震が発生しましたが、その中で大勢の消防団員が地域住民の避難誘導や倒壊家屋からの救助に携わるなど、その活躍が各報道機関をとおして全国に伝えられました。
近い将来発生が予測されている南海トラフ巨大地震の広域に亙る被害は未曽有のものですが、想定外の自然災害に於いて地域の安全を守るために消防団員の増員が急務であると考えます。
しかし、今なお消防団員数は全国的に減少傾向にあって歯止めがかからない状況となっています。
枚方市消防団は広報部を立ち上げ、独自にホームページを開設し枚方市危機管理部の理解と支援を得ながら人材確保に向けた種々の取り組みと活動等の情報発信を積極的に行っています。
今後も地域防災の担い手となる人材確保に尽力しつつ、団員同士の協調性と士気を高めながら消防団活動に精励していく所存です。
今後とも皆様の温かいご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。