広報部 応急手当講習 研修

応急手当普及員再講習を受講して来ました。

応急手当普及員再講習へ行って来ました

令和3年7月28日(水) 枚方寝屋川消防組合消防本部において開催された「応急手当普及員再講習」に枚方市消防団広報担当の団員2名が受講してきました。
この応急手当普及員再講習は、応急手当普及員として認定を受けてから原則3年毎に受講しなければならないものです。

講習会場

まずは胸骨圧迫の復習から

講習は朝9時00分から正午までの3時間で行われ、万全な新型コロナウイルス感染症対策のもとに開催されました。
講習の内容として開始から約1時間は、受講者1名に対し1基の訓練用人形が貸し出され、最初に口頭で基本的な質問を受け、その後復習を兼ねて指導者の教導のもと胸骨圧迫を行い、通常時の胸骨圧迫の指導方のほか、コロナ禍においての講習開催を想定したソーシャルディスタンス型の胸骨圧迫指導法を学びました。

●救急課 林指導員による胸骨圧迫の模範披露 (音がでます。)

胸骨圧迫を指導の隊員

●通常時における胸骨圧迫を行う者の交代方を説明する指導員

胸骨圧迫を行う団員

●指導を受けた事を忠実に守り胸骨圧迫を行う団員

AEDトレーナーの設定説明を

胸骨圧迫の指導を受けた後は、事前に配布されたマニュアルをもとにレールダル社製・日本光電社製のAEDトレーナー2機種の機能設定方を学び、AEDトレーナーの特徴や取り扱う上での注意事項の説明を受けました。
特に講習中にありがちなトラブルの事例や対処方を学び、受講されている方の体験談や質疑応答も交えて新たな知識を得る事が出来ました。
そして指導者として日頃からの心構えと的確に対処できるスキルを身に付けなければならないと強く感じました。

AEDの説明

●AEDトレーナーの機能に付いて説明をされる指導員

指導者として模擬演習

AEDトレーナーに付いての説明が終わると技能の講習も終盤に差し掛かり、いよいよ仕上げとして要救助者発見からAED使用までの一連の流れを3パートに分け、指導員より指名された3名の受講者がパート毎に指導役として『持ち時間5分』の説明を行いました。

模擬の説明を行ったあとは、反省点や説明をするにあたり特に心掛けた事、また他の受講者から見てどうだったかというディスカッションが行われました。

模擬指導を行う団員

●胸骨圧迫のパートで模擬指導を行う団員

受講されている方皆さんが、各々貴重な経験や体験談をお持ちで、情報交換を行う事でさらに指導技術の向上が図れました。

技能講習が終了すると最後に応急手当普及員として取り扱わなければならない関係書類に付いての説明を受け、そしてコロナ禍にある現在、応急手当普及員が救命講習会を開催するにあたり、どのような感染防止対策や状況に応じた指導方、受講者に対する配慮が必要かの講義を受けました。

無事に応急手当普及員認定証を授与

認定証授与

●応急手当普及員認定証の授与を受ける団員

受講者全員が無事に全てのカリキュラムを終えると、枚方寝屋川消防組合消防本部救急課・大畑課長より有効期間の更新がなされた真新しい「応急手当普及員認定証」が受講者の方へお一人お一人に手渡しで授与されました。

救急課大畑課長

●閉講の御挨拶をされる救急課 大畑課長

そして閉講に際し大畑課長より講話があり、前日東京オリンピック2020で金メダルに輝いた日本女子ソフトボールに話しを例えられ『レベルの高いところで腕を磨けば、自ずと自身の腕もあがる、これはソフトボール界でも応急手当普及員も同じである』というお話しをして頂きました。

応急手当普及員の資格をお持ちの皆さんへ

今回、広報担当の団員が再講習へ参加するのは、新型コロナウイルス感染症の影響で講習会自体の開催が中止や延期された事もあり、約4年ぶりの受講となりましたが、この間に発生した新型コロナウイルス感染症の対応策や新たな指導技法を学ぶ事が出来ました。
また忘れかけていた事を思い起こすのに良き機会となりました。
現在、応急手当の根拠となっている「ガイドライン2015」も、遅れながらもまもなく「ガイドライン2020」に更新されるかと思われます。
応急手当普及員の資格をお持ちの方で更新時期に来られている方は勿論ですが、有効期間が満了されている方も是非再講習を受講して頂きます様にお願いします。

▼応急手当普及員に付いては、こちらもご覧下さい。

最後となりましたが、今回当ホームページへ掲載するにあたり、全面的な取材の御協力を賜りました、枚方寝屋川消防組合消防本部警防部 救急課の皆様、警防課の皆様、関係各位の皆様方には、この場をお借り致しまして厚く御礼を申し上げます。

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