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大阪府立消防学校で学んで来ました
枚方市消防団では、令和3年10月24日(日) 大阪府大東市にある大阪府消防学校にて実施された大阪府消防協会教育訓練・基礎教育課程に10分団から30名の団員を派遣しました。
この教育訓練は、令和3年度の新任消防団員もしくは消防団員歴が概ね3年未満で基礎教育訓練未修了者等に対して実施されるもので、地域防災の担い手としての任務を自覚し、消防に関する基礎的な知識と技術の習得、資質の向上と士気の高揚を図ることを目的として行われます。
例年の大阪府消防学校における学校教育は、A課程とB課程の2日間を受講することで修了とされておりましたが、令和3年度は、新型コロナウイルス感染症対策の観点から特例として1日に集約して実施されました。
何もかもが初めての体験
教官の指導のもとロープ結索に臨む受講生
派遣された団員は、開講式のあと2グループ4班に分けられ、「消防」において重要とされる訓練礼式の研修や消防団活動における基本技法となるロープ結索、消火活動の基礎である放水訓練、筒先の説明、器具取り扱い要領等を消防学校の教官より学びました。
今回、特例により講習時間に大きな変更が生じたため、その損失時間の不足分を補うため、「安全管理」「防災」「火災防御(ぼうぎょう)」の科目については、受講者が在宅により各々で学習を行うための資料配布が行なわれました。
消防ホース延長方についての講習に聞き入る受講生
あっという間に時間が経ちました!!
講習を受けた団員からは『初めての事ばかりで、最初はできるか不安もあったけど、説明を受けて実際にやってみるとすぐに夢中となり、あっという間に時間がたちました!』や『たくさん消防の事を学べたので、講習が終わった時には自分も消防団のひとりになれたんだなぁと実感し感無量でした。』など、訓練に成果があったという声が聞かれました。
初めて防火衣・しころ付き防火帽を着用し、高圧による放水訓練を受ける受講生
対応能力に優れた消防団員を育成するために
枚方市消防団では、団員経年が浅い者に対し、幹部団員や指導資格を有する団員による指導・監修のもと、先輩団員がひとつひとつ丁寧に基礎となる教育や訓練の教示を行っております。
そして消火活動や地域防災に高い対応能力を持った団員を育成できる様、団員養成の環境整備にも努めてまいります。