枚方市立山田中学校2年生に向け、授業の一環として救命講習を行ないました。
ケガや病気になったとき、その場に居合わせた人が行なう手当のことを「応急手当」といいます。
その中で、最も緊急を要するのが心臓や呼吸が止まった場合です。
傷病者の命を救い、社会復帰に導くために必要となる行動と一連の流れを「救命の連鎖」といいます。
4つの輪が途切れることなく素早くつながることで、救命効果が高まります。
「早期発見と通報」から「一次救命処置(心肺蘇生とAED)」の内容で行ない
その場に居合わせた自分に何ができるか?何が必要か?
を考える授業となりました。
全体に救命処置の流れを説明後、グループに分かれて実技です。
倒れた人を発見してからAEDを使用し心肺蘇生を続ける一連の流れを、協力し合い一人一人習得していきます。
「胸骨圧迫の位置、もう少し下やで」
「テンポちょっと速くなってるよ」
声を掛け合いながら、真面目に取り組んでいました。
いつもの先生ではなく、外部の私たち消防団が指導に行くことで緊張感も生まれ、教科書だけで学ぶのとは違う体験型の授業はとても大切だと感じます。
これをきっかけに、命に向き合い自分自身も大切にできる大人に成長して欲しいと願います。