第30回全国女性消防団員活性化長崎大会に参加しました

令和7年11月12日～13日（水・木曜日）

未来へ、長崎でつながる女性消防団

枚方市女性分団の『活動紹介の写真展示』と『枚方市の紹介ミニ冊子500部』『枚方市消防団ホームページのQRコードを貼り付けた栞500部』を持ち長崎大会に、中団長はじめ女性団員4名、計5名で参加させていただきました。展示の準備もあり早朝から枚方を出発し移動時間６時間近くかかりましたが時間を無駄にすることなく現地での動きや流れなど打ち合わせであっという間の６時間でした。

全国都道府県市町の皆さんの創意工夫した想いが詰まった展示

『活動の写真など』大きなアルバム風のもの、市全体の『ジオラマで危険箇所や避難所』などの掲示と、見応えのある展示が増えておりとても刺激を受けました〜

大規模災害を経験した珠洲市、岡山市

災害があった珠洲市や岡山市の災害後の風景などの写真の展示もあり、有事には消防団員がすぐに駆けつけ、消火や避難のお手伝い、周辺の安全確認、地域の皆さまの安心安全のための活動が見え、気丈に振る舞いながら消防団員としての誇りを持ち活動されておられる展示もありました。

子ども向け安全教室

安全教室を活動の一つとしているところもこの数年でかなり増え『お・は・し・も』をスライド式や、寸劇、また、寸劇をVTRにし限られた場所でもできる活動を！と、いろいろ工夫されとても感銘を受けました。地域の特性によって消防団活動も多様なのだと改めて知る機会となりました。

団員確保に向けた特性ある活動も

長崎市

長崎市消防団７６名の女性団員が活躍し、防火広報や救命講習を通じた市民への活動を行う「広域支援分団」 、男性団員と共に災害対応や火災出動など地域防災活動に従事する「基本分団」のどちらで自分が活動したいか？選択制にしている。

全国初！男性と共に全国ポンプ操法大会に１番員として出動し見事、準優勝！女性だから・・ではなく『女性ならでは』の優しさと細やかな気配りを持って活動されていました。

これからの時代、男女問わず機能別に活動する方式の採用や、自らが希望する活動ができるように、消防団も変化する時代になってきているのでないか❓と感じました。次世代へ繫げるために、学生・子育て世代の団員が活躍できる環境整備を行なうアイデアや、女性だからこその新しい視点でまだまだ活動内容は広がっていく・・と感じた発表でした。

四国中央市消防団

全国的にみても消防団員確保が大きな課題となっております。四国中央市消防団員数1090名（うち女性消防団員数11名）『未来につなぐ消防団活動』
子育て世代の団員が入団したことで、活動の幅がグーンと広がり、団員確保が難しい中、次の世代、そのまた次の世代に継承できるように子ども同伴で楽しく活動している様子を発言し、団員確保に努めておられます。時には子ども目線のアイデアを採用し、未来の消防団員となる育成にも力を入れておられ、消防団という固いイメージを払拭した市民の皆さんとのコミュニケーションを大切にした活動報告されてました。

鹿児島市

鹿児島市 消防団員数 1.451名（うち女性消防団員数50名）
火はこわい！煙もこわい！もしもの時の対応を幼児防火教室を通して寸劇を市内の幼稚園や保育園で幼児防火教室をされています。市内の範囲も広く、誰がどの役でもできるよう共有、練習され、今回の舞台で初めての役を演じた方も多くおられ、生き生きとした実のある活動発表でした。

北海道江別

幼少期の園児に対する防災教育にたどり着き、小さいお子さんも怖がらず、でも、 『火はこわい』事を伝えるために、ぬいぐるみを使った劇をVTRにし、いつでもどでも誰でも依頼がこあれば対応できる体制で活動されていました。『お・は・し・も』をわかりやすく表現された劇や替え歌『トントントントヒゲ爺さん』幼児たちがすぐに真似できるよう歌と手振りでの防災教育。
また、 『民生員と一緒に高齢者宅訪問』も女性分団として活動されてました。

長崎大会を終えて

最後に今回長崎大会に参加させて頂き、全国的に団員数の減少が加速し、団員確保が最重要課題であるという共通認識を改めて強く感じました。地域防災を支える消防団の存在意義を守っていくため、女性団員の活躍がより求められている。と感じ得た大会でした。ありがとうございました。

第31回全国女性消防団員活性化大会は北海道です

番外編

中団長の繋がりで紹介していただいた『御殿場市消防団』の皆さんと食事をしながら交流会もでき、展示物の前日準備から慌ただしい2日間でしたが有意義な時間を過ごすこともできました。ありがとうございました。

枚方市消防団員募集中です(^｡^)
枚方市消防団ホームページからエントリーできますので是非チャレンジしてみてください。