
令和7年2月23日(日)、枚方市中宮北町に建てられている枚方市消防団殉職記念碑へ消防団長以下、副団長及び分団長が参拝しました。
この参拝は、例年枚方市平和の日として制定されている3月1日までに行われるもので、禁野火薬庫大爆発によの消火活動等に従事して殉職された消防関係者16名の御霊に対し慰霊を行っております。




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清掃や剪定作業が終わると参列した団員全員がひとりひとり殉職記念碑に手を合わせて、祀られている御霊に対して敬意を表すると共に御冥福をお祈りしました。



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その後、中団長より禁野火薬庫の歴史上の話や当時の消防関係者の功績などが話されて、殉職された先人の気持ちを無にする事がないよう、消防団員として誇りを持ち日常の消防団業務に励んでもらいたいと話がありました。


枚方市消防団は、殉職記念碑に祀られている御霊の御遺功を胸に「安全」を確保するための尽力は惜しまず、危険に対する感受性を高めた行動を心掛けて、「活動中の災害」がない組織を目指しております。

今回、垣根の老木を整理し、新たに若木の苗木を植樹しました。

禁野火薬庫大爆発事故
1939年(昭和14年)3月1日禁野火薬庫で砲弾解体中に引火し2日間29回に及ぶ大爆発を起こし、死者94名、負傷者602名、家屋の全半壊821戸という大惨事となりました。
この禁野火薬庫の爆発で駆け付けた消防団員(当時は消防組)15名が殉職されました。


この殉職記念碑は、枚方市中宮北町の禁野保育所南側にあります。