
令和7年3月1日~7日「春季全国火災予防運動」が実施されます。
令和7年3月5日(水)帰宅ラッシュで賑わう京阪枚方市駅コンコースで、枚方寝屋川消防組合・枚方消防署・枚方市防火協会・枚方市消防団の合同で、市民の皆さまに火災予防を呼びかけるキャンペーンを実施致しました。
2024年度 全国統一防火標語
「守りたい 未来があるから 火の用心」
これからの季節、空気が乾燥し火災が発生しやすくなる時期です。
また風が強くなることで、わずかな火種でも一気に燃え広がるリスクが高まるため、特に注意が必要です。
こうした背景から、毎年この時期に「春の火災予防運動」が全国で実施され、火災に対する意識を高める取り組みが行われています。


火災の主な原因 あなたの家庭は大丈夫?
火災は「ちょっとした不注意」から発生し、命や財産を奪う恐ろしい災害です。
令和5年の火災発生件数は、全国で38,672件、前年度より2,358件増加しています。
その多くが住宅での事故によるもので、特に多い原因は以下の3つです。
1. たばこ
寝たばこや吸い殻の処理ミスによる火災が後を絶ちません。
寝たばこによる火災は極めて危険で、消えたと思っていても残り火がじわじわと広がり、やがて大きな火災につながるケースがあります。
2. ストーブ・コンロ
ストーブの近くに洗濯物を干したり、ガスコンロの火をつけたままその場を離れたりすることも、重大な事故を引き起こす原因となります。
燃えやすいものを近くに置かないようにしましょう。
3. 電気製品のトラブル
古いコードの劣化や過剰な電気使用によるショートで、ある日突然発火することがあります。
電気製品の使用状況を定期的に見直し、古くなったコードやたこ足配線を避けることで、火災のリスクを軽減できます。
また、近年はリチウムイオン電池を使用した製品が劣化により発火した火災も増えています。
しっかりと予防、大切な命と財産を守ろう!
万が一の火災発生時に備えて、家庭用消火器を準備し、その使い方を家族全員が理解しておくことも大切です。
こうした予防策とあわせて、住宅用火災警報器の設置が火災被害を最小限に抑える鍵となります。
火災警報器は、火災の初期段階で煙や熱を感知し、警報音で住人に危険を知らせる重要な役割を果たします。
消防法によりすべての住宅への設置が義務付けられていますが、適切に点検されず、電池切れのまま放置されているケースも少なくありません。
また、法令による設置義務が開始されてから10年以上が経過し、火災警報器の取り替えの目安の10年を過ぎているご家庭はないでしょうか?
春の火災予防運動を機に、今一度ご家庭の防火対策を見直し、火の元の確認、電気製品の点検、そして住宅用火災警報器の設置・点検を徹底し、大切な命と財産を守りましょう!
