
令和6年11月17日(日)枚方市菊丘町の朝日プラザ香里菊丘で、住民の方を対象にした応急手当講習会を行い、蹉跎分団の応急手当普及員の資格を持つ団員が参加しました。
朝日プラザ香里菊丘防災訓練
この日、朝日プラザ香里菊丘はマンションの防災訓練の日で、第一部は安否確認訓練が行われ、各部屋の玄関ドアには住人の方の安否状況を示す安否確認のステッカーが貼られていました。
その第二部として、マンション内にある集会所で胸骨圧迫法とAED取扱いの講習を行いました。

「119番をして何分で救急車は到着すると思いますか?」

講習の開始後、蹉跎分団の砂山団員が参加者の皆さん「119番をして救急車が到着するまでに何分かかると思いますか?」と質問を行いました。
枚方寝屋川消防組合は到着までに約6分36秒、全国平均では10分18秒(枚方寝屋川消防組合統計資料 VⅠ 救急編、枚方市行政比較調査 参考)で現場に到着します。と解説を行い、救急隊に引き継ぐまでのその僅かな時間に胸骨圧迫やAEDを行う事で、命が助かる可能性が高くなる事などを説明しました。
そして具体的に倒れている方を発見してからどのようにすれば良いかをわかりやすく順を追って説明しました。


今回は訓練用人形を使用して胸骨圧迫を行う事を中心に皆さんに体験して頂きました。

3体の練習用人形にそれぞれに応急手当普及員がつき、参加者のみなさんに順番に胸骨圧迫をしていただきました。



はじめて胸骨圧迫をされる方もおられ、胸骨圧迫をする際の姿勢や手の組み方、位置を説明したり、どれぐらいの強さでやれば良いのか、その他に質問がある方にはお聞きしてお答えをしながら、体の深さ5cmを押す感覚を人形から出る音から感じながら、押すリズムもつかんで頂きました。



また胸骨圧迫は絶え間なく続ける事が重要で、2人で入れ替わりながら胸骨圧迫を続ける練習もしました。

朝日プラザ香里菊丘では、前年の令和5年秋に消火器の使い方を習熟するために訓練用水消火器を使用した訓練を行ない、今回で前回に続き2回目となりました。
朝日プラザ香里菊丘マンションの自治会は、自主防災訓練や災害発生時に於ける対応を熱心に取り組んでおられ、災害発生時には、まずマンション内で出来る事や取り組む事などを、お話しされていました。
枚方市消防団では、今後も地域防災組織と連携し、市民の皆様おひとりおひとりに「防火防災」に関心をもって頂ける様に指導技法にも創意工夫を図ってまいります。