令和5年11月19日(日)天候にも恵まれ、3年ぶり伊加賀校区自主防災訓練が実施されました。
目次
伊加賀小学校で自主防災訓練が行われました
参加者の地域を4つのグループに分け、運動場・体育館を利用し、各訓練ブースを25分ずつで回っていきます。
訓練メニューは4つ
- 土嚢訓練
- 水消火器を使った消火器取り扱い訓練
- 救命講習(AED)
- ベッド・間仕切り組立
訓練メニューの中で、水消火器と救命講習(AED)を消防団が担当しました。
消火器取り扱い訓練
消火器の使い方と火災現場での注意事項を説明し、皆さんに訓練用消火器を使って体験していただきました。
訓練用消化器とは?
消火薬剤の代わりに水を使用し、消火器と同様に使用することができます。水放射なので、多くの人が繰り返し消火訓練が行なえます。また、薬剤を使用しないので、周囲を汚すこともなく、安全に訓練が出来ます。
実際に「火災の現場を見つけた!」という想定で実施訓練スタートです。
- 大きな声で「火事だー!」「消防署119に通報してください!」と周囲に伝える
- 消火器を持って火点の3メートルまで近づく
- 消火器を置いて安全ピンを抜く
- ホースを外して先端を火元に向ける
- レバーを握って放射する
消火器の使い方と同時に、自身の逃げ道の確保についても大事であることを説明しました。
小さなお子さんには重たい消火器、お子さんもご家族と共に一生懸命運んで消火だ~~~~!
火に見立てたカラーコーンに向けて火元(燃焼物)にめがけて放射射射射射射射射射射ーーー!
訓練中に、よくある質問の中で「古くなった消火器は、どうすればいいですか?」について回答します。
消火器に記載しているメーカーにご連絡いただくか、リサイクル窓口へ申し込みます。
枚方市のホームページに、家庭用消火器を処分する方法が記載されておりますのでご参照ください。
https://www.city.hirakata.osaka.jp/0000004104.html
(枚方市のホームページへ移動します)
救命講習(AED)
AED(自動体外式除細動器)を使った救命講習を実施し、皆さんに傷病者の発見から胸骨圧迫による心肺蘇生→AEDを使った電気ショック→救急隊への引継までの一次救命を勉強していただきました。
「いざ」という時のために・・・自分にできることを学んで、その時に生かしてください(もちろん無いのが一番です)
胸骨圧迫は、深さ5cm・テンポ100~120回/分・絶え間なく行う必要があります。
AEDを持ってきてパットを胸に装着し、心電図を解析、電気ショックが必要であれば実施します。
「がんばれ~、がんばれ~」倒れている人にも声を掛けて生きる力をパワーアップ!
傷病者に声をかけ続けることも、救命にはとても大切です。
自主防災訓練に参加することは、地域コミュニティの強みを改めて認識する機会だと感じます。
災害がいつ、どのような形で襲ってくるか予測は困難ですが、今回の訓練を通じて私たち一人ひとりが備えを整え、助け合うことの大切さを学べます。
この経験は、万が一の時に役立つだけでなく、日常生活においても隣人との絆を深める貴重な財産です。
自然災害に対する恐れを乗り越え、共に支え合うことができる強いコミュニティの構築に向けて、何度も訓練にご参加していただきたいと思います。