令和6年11月9日(土)枚方市立山田東小学校において、自主防災訓練が開催されました。
山田東校区コミュニティ自主防災訓練は、毎年土曜日参観の日に、1限目教室で授業参観を行い、授業参観後に地域コミュニティ主催の防災訓練に児童・保護者も参加します。
そして、学校滞在中に災害が発生したことを想定し、学校側がスムーズにご家族のもとへ児童をお帰しする「引き渡し訓練」が行なわれます。
今年度、緊急下校が行なわれた際、敏速に引き渡しが完了したそうで、訓練を繰り返し行なうことの大切さが分かります。
地域の消防団「山田分団」による、放水披露後、防災訓練がスタートです。
訓練では、煙道体験・消火器取り扱い訓練・防災クイズ・大人の方にはAED(自動体外式除細動器)を使用した心肺蘇生法を学んでいただきました。
煙道体験ではテント内に人体に無害な煙を充満させて火災時の様子を再現。
ハンカチなどで鼻と口を押さえて、低い姿勢で壁をつたいながら落ち着いて進みます。
先が見えず方向感覚も失われる怖さを経験し、災害時に必要なことは何かを考える体験になったと思います。
こちらでは、大人の方に向けてAEDを使った救命講習を行ないました。
消火器取り扱い訓練では、児童の年齢に合わせて分かりやすく説明します。
まずは、「火事だー!」と大きい声で周囲に知らせます。そして「119番で消防車を呼んでください」とお願いしましょう。
消火器を使う準備をします。火元の5mくらいの距離まで消火器を運びます。
火元をホウキで掃くように消火します。
天井に火が燃え移った場合は、速やかに逃げましょう。
児童たちも真剣に消火器の取り扱いを学んで、体験してくれました。
次は、防災にまつわるクイズです
「消火器の放射時間はどれくらいでしょう?」
「はいはい!15秒!」
消火器の取り扱いの説明をしっかり聞いてくれているので即答です(笑)
「雷のエネルギーは家庭用の電力に換算するとどれくらい?」
答え:「約50日分」
ちょっと難しいクイズも出しながら、楽しんで参加してくれました。
「もっともっと難しい問題がいい!!」
来年は、もっと難問を用意しておくね・・・(笑)
運動場での防災訓練後は、体育館で引き渡し訓練が行なわれ、最後は、炊き出し訓練も兼ねて作った豚汁とおにぎりをみんなでいただきました。
ごちそう様でした~。
学校教育と地域防災が連携した訓練は、枚方市の中でも珍しく毎年参加させていただく私たちも勉強になります。
「防災教育」+「体験」 子どもたちと共に防災意識を高めることが、防災に強い地域作りに繋がると期待します。