女性分団 地域防災 応急手当講習

『ルネ枚方自主防災委員会』救命講習を実施しました。

2024年10月20日(日)自衛消防組織による自主防災訓練を実施しました。
枚方市内にあるマンション「ルネ枚方自主防災委員会」の方々は、毎年独自にとても充実した試みで、自助・共助の防火防災避難訓練を実施されています。

今年度も意識の高い住居人の方々と一緒に、自主防災委員会役員の方々を中心とした『自助、共助』の大切さ重要さを再確認できる訓練となりました。

AED(自動体外式除細動器)を使った応急手当講習

AEDを使った心肺蘇生法、胸骨圧迫

女性分団より4名参加、倒れている人を発見してから救急隊に引き継ぐまでの一連の流れのデモンストレーションと詳細を説明後に、3班に分かれ胸骨圧迫の体験・AED操作方法の訓練を行いました。

いざ人が倒れているのを発見した時に、不安になり何をすべきか?どうなのか?わからないかもしれませんが、まず自分が行動を起こすことが大切です。

「救急車を呼ぶ」「近所の方に助けを求める」「救急隊がスムーズに現場に到着できるように、マンション内経路の説明が得意」「手が痛いく胸骨圧迫は無理でも、指示を伝える事ができる」など
自分がその時にできることをしてあげてください、少しの勇気を持って声をかけていただくことが救命への一歩です。

防災実態調査

事前に全住戸の皆さんに備蓄状況などの回答をいただき、現時点での調査も行われています。

トイレ問題

災害が起こり自宅避難となった時に、最も過酷な「トイレ問題」ですが…

マンション等集合住宅の場合、災害発生後、外見に大きな被害がなくても建物内で配管に割れ・ヒビなど起こっている可能性があり、上階で通常通りにトイレを使うと下階で汚水が漏れ出す事も考えられます。
パッと見た感じは自宅のトイレは使えそう「我慢もできないし…いつも通りお水も流れるので…大丈夫!」と使用してしまうと、下階の居住者にとんでもない迷惑がかかってしまいます。

「トイレの水は絶対に流してはいけません」

と注意喚起され、自宅のトイレを使用する場合、凝固剤を使った簡易トイレ、市販されている段ボール製の簡易トイレなど、タイプ別に説明と使用方法の実演。
キャンプ用の折りたたみ椅子を使った、簡易トイレの作り方も紹介しました。

簡易トイレの準備個数の目安は
1人1日 約6〜7回✖️7日✖️家族の人数分
の備えが望ましいと言われています。

ゴミ問題

災害発生後、マンション内での燃えるゴミ、大型のゴミ、排泄分のゴミの集積所を事前に決め、いつ行政が回収に来ても大丈夫なように衛生面も含めたルール決めをしています。

簡易担架

毛布と物干し竿を使った簡易担架、毛布のみ使う場合など参加者の皆さんと一緒に実践しました。
水平移動の搬送方法のポイントは「足を先に進行方向へ」「声を掛け合い傷病者に動揺を与えないように」とコツの説明を行い、実体験された方は「やっぱり重たい、長距離は大変」など口々に話していました。

消火訓練

強風の為ABC消火器での体験はできませんでしたが、スプレー式消火器の安全確認を行なった上で、消火訓練をしました。
火災の恐ろしさを子ども達も一緒に体験しました。

防災食試食、防災展示、飛散防止フィルム実演

最近では、美味しく進化している防災食。
非常食は決して安いものではないですが、居住者の皆さん一緒に『バランス栄養食ミニケーキバー』『ひだまりパン』『野菜の栄養ドリンク』の実食もしました。

試食会と同時進行で、飛散防止フィルムの選び方や貼り方を説明。
実際に自治会室の窓にフィルムを貼り、仕上げるまでのデモストレーションをしながら、綺麗に貼るコツなど情報共有されていました。

ルネ枚方自主防災委員会の方々がこれら全て企画構成し、組織として現時点でできる事を実際に取り入れやってみる。
いざという時に、居住者の皆さんが力を合わせて知恵を集め、声をかけ合いながら行動できることを目指す充実した自主防災訓練でした。
参加した私たちも、多くの学びを得ることができた訓練となりました。

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