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第40回
とんど祭り開催
令和8年1月10日、桜丘小学校運動場において、第40回「とんど祭り」が開催されました
「とんど祭り」の謂れ
「とんど祭り」は、当地「村野村」(昔は、この辺り一帯を総じて、「村野村」と言っていました。)において古く江戸時代から、正月の初めの行事として、小正月(1月15日、成人の日、現在は第二月曜に変更)に行われていました。
1月14日(小正月の前日)に「とんど」を組み立て、お日待ちと言って、その晩夜通し起きて「とんど」のお守りをし、朝、東の空が白みかけた頃、「とんど」を担いで燃やす場所まで運んで行き、其の場所に「とんど」を建てて燃やしました。そのようなグループが沢山ありましたが、今回は、まとめてここで行います。
「とんど」の形は、写真の通り三角形のピラミッドのような形をしたものです。竹を組んで、其のところへ、沢山の藁を括り付けて、その中には、皆さん方の家から持ってこられた、古くなったお札や、注連縄等も入れられています。
「とんど祭り」は
この土地に古くから伝わる大切な行事です
「とんど祭り」は、一年の初め当たって、その年の運勢を占うために、行われたもので「とんど」、勢いよく燃え上がる事によって、今年も皆が元気に暮らし、農作物もたわわに捻り、豊年満作であると喜び合い、気勢を上げました。
また、「とんど」が、その年の恵方に倒れると、その年は何か良い事がやって来ると喜ばれ、なるべく恵方に倒れるよう気を使われました。
「とんど」の先に、正月の書初めで書いた、お習字を紙縒りで吊り下げておくと、燃え上がる「とんど」の火の勢いによって、お習字が空高く舞い上がります。
それを見て、お習字の腕が上がると言って喜びました。
「とんど」の残り火をもらって帰って、小正月の小豆お粥を炊いて、今年一年の無事を祈りました。また、「とんど」の残り火の消えた竹の棒は、魔除け、厄除けとして、家の鬼門や便所等に立てかけたりしました。
「とんど祭り」は、このように、この土地に古くから伝わる大切な行事です。
とんどの作成
午前9時からとんどの作成開始に合わせて竹の切り出し、搬入した竹の枝、葉落とし、わらの搬入から始まり、縄で縛りながら徐々に形が出来てきました。地元の自治会に協力し、我々消防団員も組み立てを手伝いました。


とんど準備完了

ようやく午後3時ごろとんど準備完了。苦労して作ったこのとんどは、この後3時間で灰になります

我々消防団員も点火に向けて警備開始。不測の事態に備えて、いつでも放水出来る体制で準備しています。
いよいよ点火

今年の方角は!?

いよいよ点火。小学校の校長先生、小学生たちが、わらを構え、一斉に火をつけると一気に燃え上がりました。
今年の恵方は 南南東上部に付けた蔓をその方向に引っ張りとんどを倒しました
まとめ
火の勢いが弱まり、残り火が消えた黒い竹を厄除けのため、多くの人が持ち帰りました。残灰の始末、運動場の整備を行い活動終了。
元々このとんど祭りは、近くの畑で行われていたのですが当時の小学校の校長先生がこの伝統を後世に受け継ぐ為に、全校生徒に見せてあげたい、是非、学校の運動場で行って欲しいと言うことになり40回目を迎えました。段々と作り手の高齢化、竹や藁などの調達も難しくなってきましたが、地域が協力しこの伝統行事を続けて行ければと思います