女性分団 訓練

消防指令センター見学と火災調査の勉強会を実施しました。

消防指令センターが入る枚方寝屋川消防組合消防本部

女性分団では、令和8年8月9日(日) 枚方寝屋川消防組合消防本部において、消防指令センターの見学と火災調査の勉強会を行いました。

消防指令センターの見学

訓練の前半は、最新の消防指令システムと119番通報の受信や指令業務、災害情報の収集方法について、枚方寝屋川消防組合警防部情報指令課の山本課長より説明を受けました。

枚方寝屋川消防組合消防本部では、管轄地域が所管の枚方市と寝屋川市のほか、隣接する交野市を含む3市にまたがり、管轄地域の人口は70万人、管内面積はおおよそ115.37㎢にも及びます。

昨年の救急件数は45,265件で1日平均120~150件の救急要請があると説明がありました。

今年度よりシステムが更新され、最大32か国の外国語への対応も可能な通訳を交えた3者通話システムが導入されました。
通報者のスマートフォンのカメラ機能を使って現場の映像を指令センターへリアルタイムに送信できるLive119通報システムなど新しいシステムも導入されました。

1分1秒でも早く救急現場に到着するためには
▪正確な住所の伝達
▪目標物の共有
そしてなにより緊急性の低い利用を控え、本当に必要な重症患者へ迅速に駆け付けられるよう私たちの救急車の適正な利用が大事になってきます

また、高所カメラによる災害情報の収集として、市内6か所に設置された高所カメラを活用します。
そして、火災などが発生するとカメラを災害地点へ向け、ズームなどを使って煙や炎などを確認する作業を行い、119番通報だけでは把握できない現場情報を指令センターで確認し、出動した活動部隊へ伝達します。

その後、実際に指令センターを見学。
前面には天候や気温・湿度・風向などの気象情報があり、救急車稼働状況の一覧や車両の配置、当日までの災害件数一覧などたくさんの情報がモニターに表示されており、119番通報の受付担当、指令担当、全体を統括する担当など、役割を分担して『119番通報』に対応されていました。

消防指令センターは単に119番通報を受ける場所ではなく、位置情報、映像、カメラ、気象情報、車両位置など、さまざまな情報を統合し、最適な消防・救急活動につなげる「災害対応の中枢」であることが分かりました。

火災調査の勉強会

訓練の後半は、枚方寝屋川消防組合警防部警防課の杉山主幹より『火災調査』についての講義を受けました。

火災調査とは

「火災がなぜ起こったのか」「どのような火災だったのか」を調べることです。

▪火災の原因調査:出火原因、発見・通報・初期消火、延焼状況、避難状況、消防用設備等の状況
▪火災の損害調査:人的被害の状況、物的損害の状況、損害額の状況

これらを調査し今後の火災予防につなげています。

火災の主な出火原因

火災の主な出火原因は1.電気関係 2.放火・放火の疑い 3.コンロ 4.たばこの順で推移。

電気関係の火災が特に多く、近年はモバイルバッテリーなど電気製品に起因する火災が増えています

火災調査では、単に「一番燃えている場所」を見るだけではなく

焼け焦げの深さ
柱や壁の焼損状況
焼け残り方
炭化の状態
扇状に広がる焼損痕跡
電気配線や電化製品の状態

などを総合的に判断。

特に、焼け方を逆にたどっていくことで、出火箇所を絞り込むことが重要となります。

一件の火災を調べることが、次の火災を防ぐことにつながる

火災調査で得られた情報は、単に原因を記録するだけではありません。

例えば…

▪トラッキング火災が多い→コンセントなどの安全対策を改善

▪コンロの消し忘れが多い→安全装置付きコンロの普及

▪特定の製品で火災が多い→メーカーへの情報提供やリコール

など、製品や制度の改善につながっています。

特に注意すべき電気火災

電気火災の主な原因として

たこ足配線
電源コードの損傷
コードを束ねたまま使用
ねじり接続など不適切な修理
コンセントのほこりによるトラッキング
電気製品の経年劣化
安価な製品や粗悪な部品
モバイルバッテリー等の異常

特に、定格容量を超えて使用すると発熱し、火災につながります。
また、電源コードを家具などで強く押さえたり、折り曲げた状態で長時間使用することも危険です。

すべての人が笑顔で暮らせる明るい未来を夢見て

壇上に立ち講話を行う井上副団長

井上副団長による指導講話の中にもあった『ひとつでも災害を防ぎ、ひとりでも救うことができる』が実践できる様に常に防災に向き合い、今日学んだことを活かして日々の活動や地域貢献への次なるステップとし、さらなる高みを目指してまいります。

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